壁紙選び、時に大胆に!?
新築工事やリフォームでも最後の仕上げとなる壁紙選び。多くのお客様が興味をもたれるポイントです。お部屋の印象は壁紙ひとつで大きく変えることが出来ます。
グレードによって価格は異なりますが、同じグレードであれば色の違いによって価格差が出るわけではありませんので、いろいろなアレンジが楽しめます。例えば、壁の一面だけを濃い色(こげ茶や黒、濃紺など)にしたりするのも最近の流行かもしれません。又、天井と壁で大きく切り替えてみるのも面白いかもしれません。
出来上がりのイメージは人それぞれあると思いますが、選んだものが本当にイメージ通りのものかどうかが気になるところです。色という物は、小さなサンプルで見ると濃く見えても、大きな面に広げると、薄く、明るく見えてしまいがちです。つまりサンプルを見ているときはアクセントをつけたつもりでも、貼ってみたらほとんど白!と言った事が起こりやすいのです。アクセントとして色を変える場合は(ご希望のアクセント度合いにもよりますが)思い切って選ぶほうがいいかもしれません。
壁の汚れ
他によくお客様からご相談される内容で「汚れにくい壁紙で」というリクエストがあります。汚れが付きにくい、落としやすいなどに特化した物もあります。しかし、このような機能性壁紙が用意されているのは上位クラスのサンプル帳。小さな面積の貼替の場合は大きな価格差にはなりませんが、建物全体の貼替や他の工事も並行して行われていて、内装予算を大きく取れない場合などは一般的なものを選ぶことになります。素材としての機能は一般的なものになりますので、いかに汚れが目立ちにくいかという観点から選ぶことになります。つまり目の錯覚です。極論を言ってしまえば汚れが付かないほうが良いのですが、生活している限りそれは無理です。そうなれば目立ちにくいものを選んだほうが日々の生活で余計なストレスを生みません。
ではどのようなものが目立ちにくいのでしょうか。例えば、真っ白い紙を汚れた手で触るとはっきりと手の跡に気づくことでしょう。逆にある程度汚れている紙であれば触って汚れは目立ちません。壁紙は大きく2つの要素を持っています。印刷された“色”、立体的な“凹凸”です。印刷された色についてはまったく使用していない純白の物から、細かい斑が複数入ったものまで様々ですが、壁を正面から見たときに大きく影響する要素です。凹凸は斜めや横から見たときの表情を作ります。この2つの要素を使って、汚れの目立ちにくいものをお選びください。
具体的には、真っ白な物ではなく、薄い茶系、グレー系などが混じった物で、表面の凹凸もそれなりにある物のほうが汚れが目立ちにくいと思います。あとはサンプル帳から離れて確認することもお勧めです。これらが出来上がりイメージの参考になれば良いと思います。
関連した記事を読む
- 2021/02/14
- 2021/01/14
- 2021/01/10
- 2021/01/08