物件の特徴を見出す
物件を売るために重要なことは、広告宣伝をして多くの方に知ってもらうことです。しかし、何がセールスポイントなのかがわからなければPRは出来ません。
そこでまず、物件の特徴を洗い出すことが重要です。
その際大切なのは良い点ばかりに注目して、探さないことです。
メリットもデメリットもまずは特長として挙げてみます。
その中から、この物件を求める人に突き刺さるようなキャッチコピーを考えていきます。
デメリットも見方を変えればメリットに
すると一見デメリットと思われるようなポイントもメリットになることがあります。
大切なことは、その物件を欲するであろう人をイメージし、何を求めているかを考えながら、コピーを考えることです。
売却活動をする不動産業者にはそのセンスが求められます。
したがって物件をただの物として売ろうと考える営業マンより、自分の家族や友人が家を探すならどんなポイントに興味を持つだろうということを意識しながら物件を売る営業マンの方が、成約になる確率は高まります。
見せ方や表現の仕方が変われば、物件を価格だけで判断される可能性が低くなるのです。
ゴミ置場に隣接しているのはメリットそれともデメリット
今までの取引の中で、全く反対の反応をお客様から頂いた経験があります。
その一番わかりやすい例が一戸建てのゴミ置場です。
一般的に一戸建ての分譲地には居住者が利用するゴミ置場が分譲地内に設置されます。
このゴミ置場に隣接する一戸建てを見に来られたお客様の反応が2つに分かれました。
まず、想像がつきそうな文句としては、ごみ置場が近いからこの物件は遠慮したいという感想です。
しかし、そうではなく、ごみ置場が近いからゴミを捨てに行くのがとても楽で便利というお客様もいらっしゃるのです。
もちろんゴミ置場の衛生状況にもよりますが、両者の言い分は理解できます。
これは、メリット・デメリットをどう考えるかの問題です。
このケースでは、デメリットが「汚れや臭気」、メリットが「近くて便利」ということになります。
つまりメリットが優先されるかデメリットが優先されるかでその物自体が良くも悪くも見えるのです。
したがって不動産のPRでは特徴からどのようなメリットを見出せるかというところが重要なポイントとなるのです。
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