2019年08月31日
物件売却
物件が良くても売れない場合がある
物件の良し悪しにかかわらず、
売ろうと思っても、売れない場合があります。
それは当たり前のことですが、その不動産が自分の所有でない場合です。
基本的には売る物件は、自分の所有であることが大前提となります。
よくご親族の方から、親の不動産を売りたいというご相談をいただきますが、原則的には親の不動産は親の所有物なので親でなければ売ることは出来ないのです。
仮に、親御様が売ると言ったとしても、ご高齢の場合にはその判断能力を問われます。
ご本人に判断能力が無いということになれば、原則として売却は出来ないことになります。
仮にご親族の方が、判断能力が低下している親御様から同意を得て売買契約を行ってしまった場合には後々契約自体が無効となる可能性が高いのでご注意が必要です。
自分の名義でも売れないことがある
自分の所有であれば必ず売ることが出来るというわけでもありません。
それは物件の所有が共有名義の場合です。
共有の場合には所有者全員の同意が必要となりますので、万一自分以外の共有者が売却に反対した場合には売ることが出来ないのです。
相続の際にも注意が
相続などで不動産を取得する場合には、将来のことを検討しておく必要があります。
共有名義で不動産を相続するということは、
将来的に売る売らないの話で揉める可能性を生むかもしれません。
したがって、相続前に換金して分配するか、物件の名義を一名にする
といったことも検討しておく必要があります。
この記事を書いた人
竹谷 嘉夫
総栄建設の竹谷嘉夫です。私は不動産業に30年以上携わっております。
若いころはサラリーマンとして大手の不動産会社で走り回っておりました。
特にバブル崩壊後の不動産が下落し売れないと言われる時期を
長く経験してきたため、不動産物件を売るということを得意としております。
普段は運動することと食べることの好きな男です。お酒もどちらかというと
好きな方です。とにかく人とワイワイ楽しむのが好きな性格です。
ぜひ不動産についてのご心配事や疑問はもちろん、気になっている飲食店のお話、マラソンのお話、ダイエットのお話等 何でも結構です。お気軽にお声がけいただければ幸いです。
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