物件のご案内
不動産の売却活動が開始されると、不動産会社は様々な広告活動を行い、お客様を物件にご案内します。
一戸建てを売却する場合、空家になってから売り出す場合と居住したまま売り出す場合があります。
ここでは人が居住している一戸建てをご案内する場合についてご説明いたします。
住んでいる状態で売り出す場合にも、メリットとデメリットがあります。
メリットとしては、実際に居住している売主さんの生の声を、購入希望者は聞くことができます。また、家具などが配置された状態なので、実際に自分が住んだ時のレイアウトなどがイメージしやすいなどの点が挙げられます。
一方デメリットとしては、室内が荒れていたり、物が多すぎる場合には物件本来の良さを半減させてしまうことや、売主の雰囲気や対応が好意として受け取られず、購入希望者が物件を避ける可能性があるということがあります。
大事なことは、やっぱり印象。
物件の広さ、陽当り、動線等を購入希望者は色々確認しますが、中古物件の場合には、そこにどんな方が、どのように住んでいたかについても非常に気にしています。
物件的に魅力的でも、どこか売主さんに対して好意が持てないような印象があれば、その物件を前向きに検討する可能性はかなり減ってしまうのです。
一方で、物件的に多少気になる点があったとしても、売主さんの住み方や人柄などに好意を持って購入されるという方もかなり多くいらっしゃいます。
やはり、中古物件の場合、買い手は、出来るだけ問題の無さそうないい物件が欲しいと考えているケースが多いので、その判断材料の中に、住人の住み方や人柄という内容が含まれるのだと思われます。
印象よく、住み手の目線で話をする。
物件の内覧があった場合、不動産会社の営業マンが説明しますが、やはり物件の細かい住み心地などは、居住者が一番知っています。
実際に住んでみて良かった点や、ここはちょっと気になっている点などを包み隠さず、お伝えすることで、購入希望者は安心して判断することができます。
ただ、注意しなければならないのは、説明し過ぎることです。メリットを伝えるといっても自慢話のようにひたすら話続けると、帰って印象が悪くなる場合もあります。
内覧者の質問に合わせて話したり、相手の反応を見ながら自然な形で話すといいでしょう。
当然のことながら、ご案内の際は笑顔で明るく自然体が基本です。
そして、室内の整理整頓も大切ですので、売却が決まったら、早めに断捨離しましょう。
色々書きましたが、要はご自分が購入者だったらどんな売主が安心できるか、どんな質問したいかを想像して対応すれば、うまくいくと思います。
ぜひ実践してみてください。
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