2019年11月03日
物件売却
重要事項説明
買手が不動産購入する際に、仲介業者が必ず行うことの一つに重要事項説明があります。
これは購入者が物件を誤解して購入することの無いよう契約の前に行う物件の説明です。
ただ、売主にもその説明内容を確認していただくため、実際の取引においては売主・買主の両方が重要事項説明を受けることになっております。
説明の内容は物件自体の所在地や面積、差押え・借入状況等の権利関係、建築基準法・都市計画法等の制限、水道・ガス等の設備、契約解除についての事項など様々です。
この説明を通じて、購入者がどんな物件を購入するのかをしっかり理解してもらった上で契約するよう宅地建物取引業法で定められています。
説明は宅地建物取引士が行います。
タイミング的には契約より前に行うことになっているので、契約の数日前にでも構わないのですが、現実的には契約に説明する形がほとんどです。
売り手にとって重要事項説明は重要なのか。
重要事項説明は、これからどんな物件を購入するかを確認する大切な行為になりますので購入者にとっては非常に重要になります。
一方で、売主はこれからその物件を手放してしまうので、内容について細かく知ってもあまり意味がありません。
売り手にとって大切なことは、不動産業者が重要事項説明を行っている際、自分の理解と業者の説明に大きな違いが無いかを確認することです。
多くの場合には不動産業者がしっかり調査をした上で説明している重要事項説明なので、特に問題は無いのですが、時には説明の内容が違っている可能性が無いとは言い切れません。
その際に売主が、その部分を指摘できれば、契約後のトラブルを未然に防ぐことができます。そうした意味で考えると売り手の役割も大きいかもしれません。
この記事を書いた人
竹谷 嘉夫
総栄建設の竹谷嘉夫です。私は不動産業に30年以上携わっております。
若いころはサラリーマンとして大手の不動産会社で走り回っておりました。
特にバブル崩壊後の不動産が下落し売れないと言われる時期を
長く経験してきたため、不動産物件を売るということを得意としております。
普段は運動することと食べることの好きな男です。お酒もどちらかというと
好きな方です。とにかく人とワイワイ楽しむのが好きな性格です。
ぜひ不動産についてのご心配事や疑問はもちろん、気になっている飲食店のお話、マラソンのお話、ダイエットのお話等 何でも結構です。お気軽にお声がけいただければ幸いです。
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