総栄建設株式会社 ソーエー
2019年07月21日
よもやま話
排水のお話
今回は水のお話です。
建物及び敷地内に入ってくる水は、主に水道水です。入ってきたものは出ていきます。ということで排水のお話し。水道水の大半は生活排水として建物から出ていきます。生活排水はキッチン、お風呂、トイレなどで利用された後のもので一般的には下水道に流れ込んでいきます。その下水道を通じ汚水処理施設で浄化され海等に放流されます。ちなみに習志野市の下水道普及率は90%を超えています。つまり殆どの家の生活排水の配管は下水管につながっています。
浄化槽
下水道が整備されていない地域においては浄化槽というものが各家庭の敷地内に埋設されています。浄化槽というのは下水処理設備で生活排水を浄化して敷地外に流します。トイレからの排水のみを浄化する単独浄化槽とトイレに加えキッチンやお風呂からの排水も浄化する合併浄化槽というものがありますが、現在は合併浄化槽しか設置することはできません。環境基準が厳しくなったということです。また家を新築した際には浄化槽を使用していたのですが、その後家の前の道路に下水道が整備されたので家庭排水を下水管に流し浄化槽が不要になるケースがあります。不要になった浄化槽ですが掘り出すのも大変なので埋設したまま撤去処理していないことも多いです。使ってない浄化槽が庭や駐車場の地中に埋まったままという方も結構いらっしゃるかと。このような浄化槽にも再利用の方法があります。内部をきちんと清掃したうえで雨水を溜めてその水を散水などに利用しようというものです。また一旦雨水を貯留できますので大雨の際に下水管に一気に流れこまないように抑制できる効果もあります。
水を大切に
世界中の国々のなかで水道水が飲める国は日本を含め十数か国いわれています。水を大切に使い排水量を減らすのも環境保全に役立ちそうです。
この記事を書いた人
木村 進