総栄建設株式会社 ソーエー
2019年07月18日
よもやま話
法律のお話
今回は建築の法律のお話です。
建築に関連する法律はいろいろとあるのですが、その根幹たるものは「建築基準法」といわれる法律です。建築基準法は昭和25年5月年に制定され、国民の生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めた法律です。更に細かな内容を「建築基準法施行令」、「建築基準法施行規則」、「建築基準法関係告示」というもので定めています。更に各地方自治体で「条例」を定めているケースもあります。
そしてどのような建物をどの地域に建てるかというのは別の法律で「都市計画法」というもので定められています。又、建築に関連する文字は入っていませんが消防法も建築にとっては大変重要な法律です。火災を予防し、万が一火災が発生した場合も生命と財産を守る為の法律です。その他通称「省エネ法」、「バリアフリー新法」、「ハートビル法」、「耐震改修促進法」等もあります。
まだまだ建築に関連する法律はあり、事細やかに様々なルールが決められています。それらを踏まえたうえで設計を行い建築確認申請を提出するわけです。
申請不要でも法律は守りましょう
ちなみに規模の小さな増築等においては建築確認申請が必用ない場合があります。ここで意味をはき違えないようにしなければならないのですが、単に申請を省けるということであり法を免れることができるわけではありません。あくまで法に従った建築行為をしなければならないということです。設計をしていると制約が多いなと思うこともありますが、私たちの為に決められた法律ですのでしっかりと守っていきたいと思います。
この記事を書いた人
木村 進