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2019年07月05日
よもやま話

建物の高さ制限

建築を行う際には様々な制限がかかってきます。その中でも重要なものとして建物の大きさの制限があります。建物の大きさは二つの要因から成り、一つは「面積」、もう一つは「高さ」です。今回はその高さ制限についてお話してみたいと思います。建物の高さは建築しようとする地域によって異なった制限がかかっています。

例えば主に住宅街として整備しようとしている地域に突然高層ビルが建築されると住環境や景観に大きな影響を与えることになります。よって高い建物ができないような制限となっています。それとは逆に駅前など商業地域として整備しようとしている地域は制限が緩くなっているケースが多いのです。

高さ制限のいろいろ

ではどのように制限をかけているのか。先ずは「絶対高さ制限」というものがあります。これは土地の広さや道路等の周辺状況に関係なく建物の高さの上限を定めており住宅街においては10mとなっている所が多いです。主に2~3階建ての低層住宅の良好な住環境を守る為の制限です。次に「斜線制限」というものがあります。斜線制限にはいくつかあり「北側斜線」、「隣地斜線」、「道路斜線」が主なものです。これは敷地の北側境界線や隣地との境界線そして前面道路の反対側の境界線から一定の勾配で示された斜めの線の内側に建物を建てなくてはならないというものです。よって北側や隣地や道路から建物を離せば離すほど建物を高くできます。道路斜線については前面道路が広ければ広いほど高い建物が建てられます。北側斜線はその建物の北側の建物の日照を確保するため、隣地斜線はお隣さんとの間の空間確保、道路斜線は火災等の際の消防活動や、道路の日当たり、通風に支障をきたさないようにする目的で定められています。

私たちの住環境や利便性を守る大切なもの

高さの制限はその他いくつかあります。「日影規制」というものも重要なもので、建物が落とす影の大きさを制限するもので日照確保のために細かなルールが定められています。皆さん街を歩いていてビルの高層部分の壁が斜めになっていたり上に行けば行くほど住戸数が少なくなっているマンション等を見かけると思いますがそれらは様々な高さ制限によることが多いのです。建物の高さの制限は私達の住環境や生活の利便性を守ってくれる大切のものです。   

この記事を書いた人
木村 進 キムラ ススム
木村 進
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