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2019年07月16日
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階段のルール

今回は階段のお話です。日々なにげなく登り降りしている階段ですがこの階段にもいろいろなルールがあります。

階段の主たる構成要素は幅、段差、奥行です。建築用語では一段あたりの段差を蹴上(けあげ)、足が乗る部分の一段あたりの奥行を踏面(ふみづら)と呼びます。一戸建住宅の室内の階段の場合、蹴上は23cm以下、踏面は15cm以上と決められています。

制限ぎりぎりで造ってみたら

実際にこの規定ぎりぎりの階段を設計したことがあります。めったに行かない3階の納戸への階段ということで階段スペースを極限まで縮めたのですが実際に出来あがった階段を眺めて「こんな急でも法律に合致しているんだー」とちょっと不思議な気持ちになったのを憶えています。

そもそも建築の法律は「最低限これは守ってくださいね」ということが決められています。したがって、実際には余裕を持って設計しなければ使いづらかったり危険であったりする場合もありえます。

大きければいい?

では踏面をやたら広くして蹴上を小さくすればよいのかというと、そういう訳でもありません。踏面が広すぎると一歩で一段登れなかったり、段差が小さすぎると段数が増えてなかなか登りきらかったりと、かえって面倒な状況にもなりえます。やはりバランスが大切ということです。ちなみに目安としては踏面+蹴上×2=歩幅の関係が良いとも言われています。歩幅はだいたい60cm程度でしょうか。

手すりは大切

階段は家庭内事故が非常に起きやすい場所です。現在は住宅の階段に手摺の設置が義務化されていますが義務化される前に建てられた住宅には手摺の無いものも結構見受けられます。手摺の有無で安全性には大きな違いが生じますので、もしご自宅の階段に手摺がないようでしたら設置をご検討されてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
木村 進 キムラ ススム
木村 進
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